一歩踏み出すために

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「知恵がある奴は知恵を出そう。力がある奴は力をだそう。金がある奴は金を出そう。『自分は何にも出せないよ・・』っていう奴は元気出せ。」

by 松山千春

地震以降ずっと悶々とした日々を過ごしており、ランもすっかりご無沙汰中。
原発問題、電力問題、買い占め問題、止まらない余震、etc、etcと、あまりにも非現実的な現実。一方で、いつものように電車にゆられ、いつものようにPCに向かって、いつものように業務を進めるという、あまりにも普通に訪れる日常。この両者のギャップに、気持ちが全然追いついていないというのが実情。
(まぁそれ以前に、今週は花粉が酷すぎて、とてもそんな体調じゃないというのもあったんですが……)

 

こんな時にお気軽に走っているなんて不謹慎だという気持ちもあるし、一方でここで自分がくよくよしていたからといって被災地の人達が救われるわけでもない、こんな時だからこそ無事だった人間は元気に生活することが義務なんじゃないか、という思いもあります。

 

マラソン大会も軒並み中止が決定しています。自分はといえば、この後控えているのは長野と仙台。奇しくもどちらも地震が襲った地域です。

長野はともかく、仙台は中止だろうなぁ。復興がある程度進んでからならともかく、「走っている姿で観客に勇気を与える」というのには、後2ヶ月弱では時期尚早だろう。交通整理の警察の方々、給水で消費される大量の水、どちらも被災地の復興にこそ回されるべきリソースでしょう。

長野は、、、何やら中止になった名古屋国際の代わりに世界選手権の選考レースの候補としてあげられているらしく、こちらは開催するかもしれないですね(ホームページの掲示板では賛否両論で色々盛り上がっていましたが)。
今の状態じゃ走れたとしても完走がやっと、とても記録を狙えるとは思えないけれども、開催されるのならば目一杯走ってこないと。

 

さて、そんなもやもやが続いているこの1週間ですが、今週の土曜日(もう明後日ですが)にはチャリティランに参加予定。仲間内での小さな企画ですが、駒沢公園にてみんなでLSDをやって、一人一周ごとに100円を寄付しようというもの。これをきっかけに、このもやもやとした気持ちを少しでも吹き飛ばすための一歩になれば、と思います。

ひょっとしたらこれも自己満足に過ぎないのかもしれない。元々走るのが好きな集団なのだから、結局は自分の好きなことをやるための口実を探しているだけなのかもしれない。

「ボランティアや募金なんて、単なる偽善だよ」という人もいるだろうし、正直、自分自身が結構そういう考えの持ち主だったりする。でも、そんなのは大した問題じゃない。偽善だろうが自己満足だろうが、それが結果として誰かの力になるのなら、それは決して意味のないことなんかじゃないんだから。

今の自分に出来ることは、節電に協力すること、無駄に買い占めに走らないこと、そして義援金に協力すること、せいぜいがこの程度。でも、微力だけれども無力じゃない。被災地の皆様のためにも、そして自分のためにも、結局は今の自分にやれることをやるしかないんだ。

(3/18 追記。このチャリティラン企画。外部参加もOKとのことなので、前日ですが下記に概要転載しておきます)

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オーリンゲン企画「がんばれ東日本!チャリティー練習会」
3月19日(土)10時から15時ならいつでもOK(途中離脱・途中参加OK)
場所は駒沢公園ジョギングコース1400m地点あたり
「青色に黄色い輪」が目印です。
それぞれのペースでLSD。1周100円を募金します(プラスアルファは大歓迎)。
集まった募金は公的ルートを通じて東北の被災地のお役に立ててもらいます。

一人でも多くの参加をお待ちしています。
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冒頭に上げたのは、松山千春さんがラジオで言ったという言葉。ネットで見かけたのですが、この言葉にちょっとはチカラが沸いてきました。これが、色々な意味で、一歩踏み出すためのきっかけになれば、と思います。

 

……ここまで書いたのを読み返してみても、やっぱりまだ気持ちが整理し切れていない感じ。いつも以上に支離滅裂になってしまったけれども(いや、ある意味いつも通りか?)、いい加減ここらで一歩前に進まないとという思いで、雑文を書き散らしてしまいました。失敬!

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Comments

  1. 長野マラソン中止みたいです。16:22発表。賛否両論で、どうなることかと今日一日ソワソワしてましたが、やはり。。これでやっと吹っ切れそうです。もう30km走を無理してやらなくてもよくなった。やらなくていいとなると、3月中に走っておきたくなります。霞ヶ浦も中止になったようですね。尻すぼみの2010年度シーズンだったけど、やむなしですね。

    2011 年 3 月 22 日 16:45 posted by みぎ姉

  2. >みぎ姉 さん
    私も会社から定期的にチェックしちゃいました。今日のgoogleの急上昇検索ワードになっていたらしいです「長野マラソン」(^^)。2年続けて走れなくなってしまったのはちょっと残念ですが、この決定は致し方無しだと思っています。

    といいつつも、開催されたとしても今の自分のコンディションだと中途半端になってしまいそうだというのもあって、残念な気持ちが半分、ちょっとほっとした気持ちというのも半分あったりします(^^)。
    別途記事にもしちゃいましたが、中途半端に参加しちゃうのってもったいないよなぁ、と中止が決まったからこそ、そんな想いが強くなっていたりもします。やっぱりレースって一期一会なんだなぁ、と。

    2011 年 3 月 22 日 21:49 posted by 真琴

  3. わかります。私も、調子が上がりつつあったところで地震で走れなくなり、気持ちがダウンしたら、走力も比例するようにダメになりました。だから、今レースに出ても、またワースト2とか更新しちゃうかも。そのために、わざわざ長野まで行く意味あるのって。でも、長野の春。すばらしい運営のあの大会。あの景色、ひんやりした空気、青い空、暖かい声援、最後の直線で流れてくる「負けないで♪」とか思い出すと、参加は絶対なんです。
    レースの選択。難しいですよね。今年は何度か考えました。そのレースにピタリと調子を合わせること。年間何本に集中できるのか。楽しいから出てしまう駅伝の存在。まぐれ当たりを待つ東京マラソン。例えばつくばと決めたら、その他はすべて無視しても、つくばに賭けるだけの意気込み、Condition作り。頑張っても一つの怪我で命取りになる。もう・・マラソンのナイーブさ、ごまかしのきかなさに、一年中一喜一憂していました。。全部上手くいって、自己ベストが出たら、そりゃ泣いちゃいますよね。感無量。そうなりたいです。

    2011 年 3 月 25 日 17:17 posted by みぎ姉

  4. >みぎ姉さん
    うーん、確かに。長野はやっぱり特別な想いもありますからね。そう考えるとやっぱり残念な気持ちもかなり強いかもです。特に私は去年も走れなかったので。
    そして、レースプランは難しいですよね。一点集中で行くのか、保険を持つのか。でも保険と言えば聞こえはいいけれど、ターゲットが分散してしまわないか、とか。

    私も、ゴールで涙を流せるだけのベストレースをいつか走ること、というのが一つの夢になっています。初フルも奥多摩も確かに感動ではあったんだけれど、そこまでの域に達することができなかったので。
    一体どこまでの練習を積んで、どれだけの目標を持って、どれだけのレースができればその域に達することができるんだろう。答えはまだ見えていません。

    2011 年 3 月 26 日 21:34 posted by 真琴






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