長野マラソンの中止が決定しましたね。
中止か開催かは賛否両論。「長野自体にダメージがなくても、人員や物資のリソースを被災地への援助を最優先にすべき」というのも正しいでしょうし、「自粛するだけが正解じゃない。復興のためには経済を回すことを考えて、元気なニッポンを取り戻すことを考えなくてはいけない」というのも一理あると思います。どちらが正しくてどちらが間違っているという問題ではないと思います。ですので、どんな議論をたどったにせよ、この決断は評価したいと思います。
それとは別に、この決定を受けて個人的に改めて思ったことがあります。それは、「レースや大会は一期一会」だということ。
市民ランナーとして走り始めて早4年。その間、大会・レースにも多く参加してきましたが、同じ大会を走ったという経験が意外に少ないことに気がつきました。地元開催の世田谷246ハーフは別として、それ以外では駅伝大会や記録会のみ。
長野マラソンも仙台国際ハーフもつくばマラソンも、初めて走った後は「来年も絶対に走ってやるんだ」と信じていました。
ところが、去年の長野とつくばは故障により回避。仙台も「エリートレースとしての開催は今年が最後になるかも?」などと思っていたら、今回の地震でその今年すら赤信号。そして長野も中止決定。毎年参加している世田谷246ハーフですら、年々狭き門になってきて、次も参加できるかどうかなんて誰にも保証できません。
「今年はダメだったからまた来年」なんてついつい気楽に考えてしまいがちですが、「来年、当たり前のようにそのレースを走れる保証なんかどこにもないんだ」ということに、改めて気がつかされました。
レースは参加する以上は、全力で取り組むこと。決して後悔のないよう挑むこと。そういった気持ちの持ち方が大事なんだと思わされました。
「全力で」というのは、何も別に「記録を狙うんだ」という意味に限ったものではありません。楽しむことが目的の大会もあるでしょう。本命レースのための調整レースだってあるでしょう。
ただ、楽しむのなら「全力で」楽しむこと。コース上の景色を、沿道の声援を、隣を走るランナーが醸し出す空気を、自分の鼓動を、走っている今その瞬間の想いを。大会は一期一会。次も同じ景色、同じ感覚を共有できるなどと思わず、その時々に感じた想いを大事にすること。そんな姿勢が大事だったりするのかな、と改めて思いました。「なんとなく」で走っちゃうほどもったいないことはないのかな、と。
次のレースがどこになるかはまだ分かりませんが、どのレースになるにせよ「全力で楽しんでこよう」と、そんな想いを強く持ちました♪
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