レースレポート@つくばマラソン
レース/大会フルマラソン2戦目。つくばマラソンを走ってきました。
またしても例によって例のごとく、長々としたレポートを書き連ねてしまいました(^^;)。フルマラソンは長い分、走っている最中に考えていることも多くなり、書きたいことが貯まっちゃうんです。なにとぞ、ご容赦の程を(^^;)。
目標は長野マラソンの記録を更新する3時間15分。
なのですが、、、正直なところ準備段階でイマイチ気分が乗り切れておりませんでした。お仲間が大勢参加するので、大会自体は楽しみにはしていたのですが、長距離の走り込み不足も相まって、何というか絶対的に気合いが抜けております。
初フルの長野のときのような、絶対に走りきるんだとか、記録を目指す、みたいな意気込みが、自分の中にまるで感じられません。
とはいっても、それも昨日まで。今朝出発する前にJogNoteのコミュニティで、皆様の決意表明、走らない人達からも多くの激励の言葉を読んでいるうちに、にわかに気合いが入ります。
スタート
スタート前に、予報では午後からのはずの雨が早くもぱらついてくる。おいおい。ただでさえ寒いのに冗談じゃないぞ?(幸い、走り始めてすぐに止んでくれましたが)
そしていよいよスタート、、、するも、全く動かず。確かに陸連登録の部の中ではちょっと後ろの方だったにせよ、それでもスタートが目の前に見える一番前のブロック。この位置でこれかよ、、、。ちょっと道が狭すぎないか? まさかのスタートロス1分。
しかも、Garmin君のAutoPauseを解除し損ねて、いきなりのスローペースで時計が止まってしまっていました。仕方がないので、スタート位置についたところから取り直しで、実質ネットタイムのみの自己計測に。
序盤戦
最初の1kmこそ混雑の影響で5分かかったものの、その後は若干のペース上下がありつつも、平均して1km4分20秒〜25秒前後のラップを刻む。描いていた想定タイムは4分30秒。ただし、後半の落ち込みも加味して、序盤は4分20秒までは上げてよし。それ以上あがるようだとオーバーペース。そのもくろみ通りに進む。
といっても、やはり調整不足か。序盤にも関わらず、左脚が重い感じがする。最後まで持たないのは計算のうちとはいえ。このままどこまで押せるか。
10km過ぎ〜折り返し
10kmを過ぎて、スタートで前の方の位置から走っていった仲間に声をかけながら抜いていきます。目標タイムは同じくらい。そして世田谷ハーフのときは、一度抜いておきながら後半失速してあっさりと抜き返されているので、オーバーペースと思われているんだろうなぁなどとと思いつつも、後半で追いつかれるのは織り込み済みなので、よしとする。
ペースは変わらず1km4分20秒〜25秒前後。大丈夫。予定通りだ。
折り返しでのすれ違い
折り返しポイントを過ぎて、反対車線に意識を集中する。このつくばマラソンには、私の大学時代の友人に加えて、世田谷ランナーの仲間達が大勢参加しているので、次々に仲間達とすれ違う。声をかけてもらったり、手を振り返ししながら互いの健闘を祈ります。
これだけ大勢の仲間達とすれ違うポイントというのは本当に力が入ります。というか、入り過ぎちゃいました。この21km〜22kmの1kmラップが、なんと4分1桁台まで上がっちゃいました(^^;)。さすがにすぐに落としましたが。
沿道には、わざわざつくばまで応援に来てくださった仲間もおり、仲間の声援が力をくれます。
中盤戦(25km〜35km地点)
長野では思いっきり中だるみしたポイント。今日も25kmを過ぎて両足ともダメージが響いてきます。
けど、ここまで来てこの程度であれば想定の範囲内。そもそもここでの失速は想定通りだ。序盤で貯金は作れている。それに脚にダメージがあるといっても、2週間前の世田谷ハーフのときに比べればちょろいもんだ。この程度なら普通に走れる。問題はない。
長野で後半35kmからペースアップしたという自信からくる、ここで落ちても問題ないという安心感。2連戦となった世田谷ハーフでこれ以上ないくらいのダメージを味わった経験からくる、この程度のダメージなら問題なく走れるという自信。長野ときも同じことを感じたけれども、過去のレースが確実に自分の血となっています。
そんなことを考えながらラップをチェックしてちょっとびっくり。この位置まで来てもラップが落ちていない。相変わらず、1km4分20秒台前半のラップを維持している。
終始フラットで走りやすいコースだというのはあるかもしれないが、それにしてもこれは自分でもビックリ。もしかして、、、。ひょっとしてこのままいけちゃうのか??
このままいけば3時間1桁台。それも下手をすれば前半のタイムが出る。手を伸ばせば、サブスリーが見えてくるタイムが。
実は個人的には、2年後にサブスリーという目標を掲げていました。でも、あまり走り込み練習が詰めていなかった今日の状態でそれだけのタイムが出せたとしたら、きっちりとトレーニングを積めばもっと早く手の届くところにきたりするのか? 例えば、来年のつくば。このフラットのコースで、また皆さんと一緒に参加して刺激をもらいながら走ることができれば、ひょっとして??
今日が終わってもいないのに、そんな取らぬ狸のなんとやらをしてしまうほど、好調です。
終盤戦(37km地点〜40km地点)
37km地点。縦横無尽に移動しながら応援をしてくださっている仲間の声援を再度受けます。残り5km。長野ではスパートすらかけれた位置です。
そこへみたび、セカンドウィンドACの集団が後ろに迫ってきます(この前に二度ほど、こちらのペースが落ちそうになったタイミングで、セカンドウィンドACの集団に迫られていました。個人に抜かれるのはともかく、集団に抜かされると色々と面倒くさいんで、そのままついていってペースメーカーとして利用させてもらうというのを繰り返していました。ここまでペースが維持できていたのは、セカンドウィンドACさんのおかげでもあります(^^))。
ではまた、いいペースメーカーにさせていただきますか。と、ついていこうと脚を踏み出した瞬間、、、右脚に鈍い感覚が! まずい、この感覚は痙攣の前兆。次に強く踏み込んだら間違いなく痙攣が発症する。そうなれば歩くことすら叶わなくなる。集団をそのまま前にやり過ごし、スピードを緩める。歩くべきか? 一旦止まってストレッチをするべきか?
頼むよ。後たった5kmなんだよ。ここまで出来すぎのタイムで走ってきて、このままいけば、雲の上の夢だったサブスリーが、現実的な目標として見ても可笑しくない、そんな自信が持てる程度のタイムが出せるっていうのに。まだ脚を動かすだけの力が残っているっていうのに。ここまで来たら、最後までいかせてくれ!
重心を移動したり、フォームを変えたりして、何とか脚に負担のかからない走り方を模索する。だましだましとはいえ、そんなことをしているうちに何とか持ち直したらしい。何とかいけそうか?
先行する仲間と再度折り返しですれ違い、更にその先には応援に回ってくれた仲間の待ち受けるポイントもあり、何とかリズムを取り戻せました。
ゴール
そして大学の構内に戻り残り2km。……って最後の最後にこの坂かい! 目の前にそびえる急な登り坂に唖然。ここまでフラットで走りやすいコースだったのに、40kmを過ぎた限界ポイントでこれかよ。。。
さすがにまた失速。これ以上のペースアップはあきらめ、だましだましでトラックまで。残りはトラック一周。一応意地で最後のスパートをかける。いつもに比べれば、全然切れのないスパートだったろうけど、何とかゴールイン。
時計は、3時間6分48秒(グロス)。ネットでは3時間5分49秒でした。上出来すぎです。
走り終わって歩きに移行した瞬間、またしても今度は両足とも痙攣の前兆。係員には立ち止まらないでくださーい、などと声をかけられるがとても歩けません。座ることも出来ず、前に進むことも出来ず、おさまるまでその場に立ちつくしていました。
最後に
走っている最中のダメージは世田谷ハーフのときの方が大きかったですが、走り終わった後のダメージはさすがに今日の方がはるかに上です。両足ともピキピキです。
それにしても、直前まで気合いの入っていなかった割には、まさかの好記録。というか、変に記録にこだわっていなかったのが却って良かったのかもしれないという気も。。。
そして、何よりも素晴らしいお仲間のおかげです。いつも感じていることではありますが、今日ほどそれを強く感じたレースも無かったと思います。一緒に走った皆様、沿道から応援してくださった皆様、世田谷からエールを送ってくださった皆様、本当に感謝です!
さて、これで今年のレースは終了。しばらくレースも無いので、とりあえずゆっくりしましょう。それにしても、来年はプレッシャーだなぁ……(^^;)。
つくばマラソンコース。全体的にフラットで、アップダウンらしいアップダウンは立体交差の箇所(往復で1回ずつ通過)と、ラストのキャンパス内の登り坂。
ラップ表。こうしてみると最初と最後が若干落ちている以外はほぼイーブンで押し通せています。ある意味長野よりもレース展開としては○ですね♪
スタートロス: 0'57
00km-05km: 22'41"18
05km-10km: 21'49"96
10km-15km: 22'00"26
15km-20km: 21'37"48
20km-25km: 21'28"35
25km-30km: 21'35"42
30km-35km: 21'52"24
35km-40km: 22'07"58
40km-Goal: 10'05"83
<関連する投稿>
- つくばエントリー終了とレースプランと (2010 年 7 月 21 日)
- 狙うはサブスリー……のはずが@つくばマラソン (2011 年 11 月 28 日)
- レースレポート@世田谷246ハーフマラソン (2008 年 11 月 10 日)
- レースレポート@長野マラソン (2009 年 4 月 20 日)
- 近況報告と今後のレースプラン (2011 年 7 月 17 日)
- 長野マラソン記録証到着! (2009 年 5 月 8 日)
- 祝一周年!アクセスランキング・トップ10 (2009 年 8 月 20 日)
- レースレポート@柏の葉リレーマラソン (2009 年 8 月 31 日)
- つくばマラソンの応援に行ってきました♪ (2010 年 11 月 28 日)
- 高校時代を超えろ! (2009 年 4 月 25 日)
Comments
Trackback
- TrackBack URL
- https://run.dot-whim.com/200911/811.html/trackback
この記事に対するトラックバックはありません
真琴さん、自己ベスト更新おめでとうございます♪
(みんなの結果も楽しみだったし、時間もタップリあるので、)じっくりと拝読させていただきました。3時間1桁台で、大幅って更新って凄いです。あんまり聞いたことありませんよ。
レース展開を上手くコントロールできた時って、タイム以上に「してやったり!」っていう達成感ありませんか?基本はイーブン、まさにその通りですね。この勢いで、別大・福岡あたりまで目指して下さいね!!!
2009 年 11 月 23 日 06:04 posted by どら
>どらさん
ありがとうございます!
JogNoteのコミュニティに書き込んでくれた『苦しくなったら思い浮かべるのは「どら」ですよ』のメッセージ。走っている最中、きっちり勇気づけられましたよ♪
「してやったり!」感、分かります。4分20秒を超えたらオーバーペース、という戒め。後半の脚の状態を見るに、限界目前ながらもギリギリ最後まで持つという、終わってみれば実に絶妙なタイム設定でした♪
サブ3に必要なキロ4分15秒ペースって、昨日のラップでは42kmも走って超えているのはたった1kmだけなんですよね。ここから先は1分縮めるのも大仕事です(^^;) でも見えてきたのも事実です。頑張りますよぉ!
2009 年 11 月 24 日 00:03 posted by 真琴