前回に引き続き、長野マラソン完走後記です。
自分語りっぽくなってしまいましたが、ブログの記事なんて本来そんなモンだということで（^^;）。まだちょっと初フル完走の余韻に酔っています♪
フルマラソンを走ろうと決意したとき、もっと前にさかのぼれば、十数年のブランクの後再び走り始めてレースに出ようと考えたときから、目指していたことが一つありました。
それは、いつか高校時代の自分を超えること。当時の自分にはできなかったことを成し遂げること。
当然、持ちタイムの話ではないです。
高校生の若い身体で、毎日毎日アホみたいに走って、トレーニングをして作りあげた記録。当時より10kg以上も増えた体重、若くもない衰えた体で週に2,3回走っている程度の練習で、それを超えられる道理はない。そんなことは分かり切っている。
でも距離に関しては超えられる。もしフルマラソンを完走できたそのときは、、、。
浦安ハーフで90分切りを達成したとき、「高校時代の自分にはできたかな？」と考えた。ハーフマラソンも、高校時代には練習ですら走ったことの無い未知の距離。それを4'10/kmちょっとのペースで走りきっての90分切り。これであのときの自分を超えられただろうか？
……多分あのときにも出来ただろうな。少し考えた後、結局はそういう結論に達した。
中距離ランナーだった自分にとっては、ハーフもかなり長い距離には違いなかったけれども、それでもキロ4分のペース走で15kmまでは走った経験がある（確か。12kmまでだったかな？）。それを考えると、レースともなれば、ハーフの90分切りはやれたに違いない。
となれば、やっぱりフルマラソンしかないな。
42.195kmは、間違いなく当時の自分には走りきれなかった距離だ。
万が一走れたとしても、、、当時私の後輩がフルマラソンを走ったことがあって、確かそのときのタイムが３時間半くらいだった。この後輩、走力は私とほぼ同等。1500mが専門の中距離ランナーだった私と違って、長い距離に関しては私よりもむしろ上だったと言ってもいい。だから、あのとき万が一走り切れていたとしても、タイムの上限はこのあたりにあるはずだ。
そのタイムを超えることが出来れば、そのときには確実にあのときの自分には出来なかったことが出来たと言えるはず。
「高校時代の自分を超えること」ということ自体に対するこだわりもあった。
大したレベルではなかったとはいえ、専門が中距離だったとはいえ、あれから十数年のブランクがあるとはいえ、陸上部員として走っていた経験のある自分にとって、走ることはそこまで特別な行為ではない。距離にもスピードにも精神的にも、ある程度の耐性がある状態からのスタートで、何の下地もない一般市民が走り始めたのとはやはり違う。
「さすが元陸上部」ということを、よく言われる。そう言われるのは素直に嬉しい。基本的に運動音痴だった自分にとって、数少ない自慢の一つであり、誇りでもある。
だけど一方で、どんなにいい走りをしたところで、レースでどんなにいいタイムを出したところで、何となく昔の貯金で走っている感がどこかに漂ってしまう。誰に言われなかったとしても、誰よりも自分がそういう目で見てしまう。
だからこそ、当時の自分にはできなかったであろうフルマラソンにはこだわりがあった。完走すれば、サブ3.5を達成すれば、それは間違いなく"今の"自分の努力の結果だと胸を張れる。
……胸を張れました。これでようやくスタートラインに立てた、という感じです。
<関連する投稿>
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私は中学校から高校もずっと陸上で長距離
のほうで走りに行く方法で進んでいきたいと思います。
このブログをみると、どんどんいいタイムを
出せる気がします！
2011 年 2 月 9 日 20:28 posted by Ｌｅｅ★
＞Ｌｅｅ★ さん
ありがとうございます！ そういうコメントをいただけるとブログを書いていて本当に良かったと思います！
中学・高校、まだまだ先が楽しみですね♪ きっと伸びていけますよ。
何しろ、私や、私の周りにいるもっと年配の方々ですら、この歳になってまだ伸びることができているんですから。
2011 年 2 月 10 日 20:30 posted by 真琴
はじめまして。ぼくも駒沢公園を走っている者です。駒沢のジョギングコ－スってほんとに2100mあるのかな？という疑問を解消すべく調べていたら偶然このブログにたどり着きました
ぼくも高校時代、中距離をやっていました。「高校時代を超える」
この目標とその置き方、すごく共感します。ぼくも高校時代のハ－フマラソンのタイム1:35を超えるべくいま練習しています。
ちょくちょくこれからもブログ拝見させていただきますね！
2011 年 10 月 9 日 09:10 posted by pchong
> pchong さん
初めまして。コメントありがとうございます。
共感いただいて嬉しいです♪
経験があるこそ、そのときを超えたいっていう意地みたいなもの、ありますよね。お互い頑張りましょう♪
今後ともよろしくお願いいたします。
2011 年 10 月 9 日 23:39 posted by 真琴
>真琴さん
はい、こちらこそよろしくお願いします。お互い頑張りましょう。
来月はこの大会に出る予定です。
http://www.tokyo42195.org/2012/archives/1236
2011 年 10 月 11 日 11:35 posted by pchong
１のコメントを書いた本人ですが
消去できますか？
できたら消去してほしいのですが・・・。
2011 年 12 月 17 日 09:27 posted by Ｌｅｅ★
> Ｌｅｅ★さん
対応いたしました。
ひょっとしたら、コメントそのものではなく、お名前が問題なのかなと思いましたので、他に投稿していただいたコメントも一旦非表示しました。
もし違っていて、今回のコメントだけが問題なのであれば、他のコメントは復活させたいと思います。
（あるいは、今回のコメントも含めまして、名前を全て差し替えてということも可能です）
せっかくいただきましたコメントですので、私としては出来れば表示しておきたいところなのですが、当然Ｌｅｅ★さんの意向が最優先ですので、連絡が無い限りはこのまま非表示にさせていただきます。
2011 年 12 月 17 日 11:37 posted by 真琴
ご丁寧にありがとうございます。
実際に名前で投稿してしまって、
嫌な感じになってしまっただけです。
「Ｌｅｅ★」で今までのコメントを表示できる
のであれば、表示しても大丈夫ですよ。
2011 年 12 月 19 日 17:12 posted by Ｌｅｅ★
＞Ｌｅｅ★ さん
ばたばたしていて返信遅くなりましたが、その他のコメントも「Ｌｅｅ★」に差し替えて再表示させました。
名前の件は私も以前から気にしていたのですが、こちらから連絡することも出来ずで、そのままにせざるを得なかったというところでしたので、今回ご連絡をいただけたのはちょうど良かったと思っています。
やっぱり消しておいて欲しいというコメントがございましたら、その場合はもちろん対応させていただきますので、また改めてご連絡ください。
よろしければ今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
2011 年 12 月 23 日 06:32 posted by 真琴