千葉ちゃんのお墨付きを頂きました♪

ランニング関連イベント

千葉真子さんのランニングフォームセミナー

ランステのイベントで、千葉真子さんによるランニングフォームチェックセミナーというものに参加して参りました。参加者のランニングフォームをビデオで撮影して、その後ランステ内のリフレッシュスペースにて、モニタにその映像を流しながら個別にアドバイスをいただけるというもの。

 

セミナーの内容は、ストレッチと補強練習、そしてリラックスすることの大切さについてが中心でした。千葉さんの現役時代には、練習前のストレッチで1時間、練習後のクールダウン・補強運動でやっぱり1時間、例え40km走とかの前後であってもそれは欠かさずやっていたとのこと。

時間のない市民ランナーに同じことをやれとは言わないけれど、それくらい大事だということを認識してもらいたいということを強調していました。

ストレッチはともかく、補強運動は全くといっていいほどやっていないわたくし。でも逆を言うと、まだまだ伸びしろがあると言うことですね♪ ストレッチ・補強をしっかりとやるだけで、タイムも5分10分は簡単に変わってくるとのことです。

 

以下琴線に引っかかったトピックを箇条書きに。

  • 走るって、楽しいだけでもない、苦しいだけでもない、「苦楽しい(くるたのしい)」もの。少しでも楽しいの比率が高くなるようにするには、とにかくストレッチ・補強が大事
  • 力のある選手とない選手の違いは、ボールに例えると空気が十分に詰まっているか、そうでないか。(世田谷ランニングクリニックのときに高野先生が全く同じことをおっしゃっていましたね♪
  • フォームの作り方の基本。肩幅に足を開いて、かかとを上げるくらい背伸びして、そのまま手をすとんと下ろした位置。重心が安定した状態。
  • 上の基本フォームの作り方だけならば色んなところで聞く話だけれども、レース中にこの動作をやるわけにはいかない。レースで腰が落ちてきた、背中が丸まってきたと感じた際には、両腕を後ろに回して組んでやったりして背中を伸ばすことができる
  • 目標とするレースの距離の目安になるのが、練習で走ったことのある距離の倍までOK。逆を言うと、レースの距離の半分までは練習で走っておかないと、そのレースを楽しむことはできない。
  • 脚が痛いからといって脚のストレッチばかり念入りにやる人が多いけれど、意外と原因が背中にあることも多い。背中のストレッチも忘れずに!
  • 腸脛靱帯のマッサージとして、ペットボトルなどでごしごしこするのも効果的
  • ピッチ走法ということと、脚の可動域が狭いということは全くの別物である
  • トレッドミルは地面が動くので傾斜をつけてやると良いとはよく言われるけれども、3度くらいで平地の地面と同じくらいの負荷になるらしい
  • 20人いれば20通りの走り方があって然るべき。例えば「かかと着地がいい」という人もいれば「フラット着地がいい」という人もいる。どちらが正しいとかそういう話ではなく、自分にとって自然な着地をすればよい。(ちなみに千葉さんはかかと着地にはなじめなかったようです)
  • 強く腕振りをしようと意識する必要はない。腕振りはリズムをとるくらいに考えて、とにかくリラックスさせることが大事。(強い腕振りが必要になってくるのは、マラソンを2時間台で走るようなランナーになってからで充分^^;)
  • 走った後に、ももやお尻が張るのは、いいフォームで走れている証拠
  • 背中や肩胛骨を鍛えるには、水泳とかも効果的。積極的休養とかに利用するのもよい
  • 故障は早期発見・早期治療が基本。その早期発見のためにも、ストレッチを習慣化することで違和感にいち早く気づける。
  • 100mなどの短距離の選手に何が一番課題なのか、と尋ねると「リラックスすること」という答えが返ってくる。あんな集中力の固まりのように見える競技であっても、リラックスすると言うことはそれだけ大事なことである。
  • ウルトラにチャレンジするという参加者に対して「異常ですねぇ♪」とサラリと一言(^^)。確かにアスリートの人にとって42.195km以上は考えられない、ってよく言いますね。確かにウルトラは市民ランナーならではの競技かも

 

うーむ、こうして書き出してみても、もうホントに盛りだくさん♪という感じです。

 

言葉で説明するのが難しいのでここでは挙げきれませんでしたが、補強・ストレッチの実演も色々とやっていただき、特に「両膝同時のストレッチ(千葉さんオリジナル!)」などは、現役の時ほどではないとのことですがそれでも圧巻でした。それからV字腹筋、背筋(うつぶせで両足をつかみエビ反り)など。これも、いきなりやろうとすると辛いだろうけれど、これができるようになるとタイムも相当変わってくるとのこと。今日から早速チャレンジしたいと思います♪

 

あっ、肝心のフォームチェックですが、実は指摘0でした。バランスが良く、「走ろう!」という気負いがなくリラックスしたいいフォームとのこと。ASICSのランニングラボや、世田谷ランニングクリニック以降、地道に改善してきた成果が実を結んできた感じですかね。長野の前に、気休め程度でも気をつけたところがいい点があれば分かればラッキーかな、くらいの気持ちだったのですが、天下の千葉さんのお墨付きを頂いて、気休めどころか、大きな大きな自信につながりました♪

とは言っても、自分の体幹の弱さは充分自覚しています。50m程度の撮影ではぼろが出なかったけれど、これが長い距離になったときに維持できるかどうかは別問題。過信せず、今日教わった補強運動などは、さっそく始めていきたいと思います。

 

いやぁ、何にせよホントに有意義なセミナーでした♪ ホントに予想以上の成果が得られて大満足です!
(あのキャラクターに騙されそうにもなりますけれど、考えてみれば千葉さんって世界で初めてトラックとマラソンの両方のメダルを獲得したメチャクチャ凄いランナーですものね。アテネの10,000m銅メダルをテレビで見ていて興奮したのを、10年近く前だというのに今でも思い出します)

<関連する投稿>




Comments

  1. 深~いですねえ。
    やはり極めた人の言葉は違います。
    補強運動はあんまり面白くないのですが、Wiifitをやるだけでも違いそうです。晩酌後でもできるかな(^_^;

    2009 年 4 月 13 日 23:13 posted by オーリンゲン

  2. > オーリンゲンさん

    はい、まさにその通りですね。さらっと話しているように見えるのですが、それでも重みの違いは十分感じました。
    私も補強はほとんど皆無だったのですが、ちょっとだけ宗旨替えです。
    WiiFitかぁ。こちらも興味はあるのですが、まだ試せていないんですよねぇ。。。

    2009 年 4 月 14 日 13:34 posted by 真琴






Trackback

TrackBack URL
https://run.dot-whim.com/200904/348.html/trackback

この記事に対するトラックバックはありません

Powered by WordPress | Theme by N.Design Studio Entries RSS Comments RSS