初の国際レースは大撃沈@仙台国際ハーフ

レース/大会

仙台国際ハーフマラソンを走ってきました。
結果は、、、大撃沈! 最後はあわや制限時間がやばい?というところまで落ちに落ち、初ハーフの記録を下回って自己ワースト記録の更新というおまけ付きでした。

故障でここ1ヶ月まともに走っていないぶっつけ本番という状況と、長野を回避して回復はしてきているもののまだ完治とは言えない、という状況での挑戦、それに今日の暑さに、仙台のタフなコースと条件が重なれば、まぁ致し方なし、といった結果です。

仙台国際ハーフIDカード
こんなIDカードが全ランナーに配られるというのも、本格的で格好いいです♪

前夜

 12時半過ぎに仙台入り。仙台って意外に近い!東京から1時間半ちょっとで着いてしまうんですね。ドアトゥドアでも2時間半くらい。大阪とか名古屋よりよっぽど近いんだ。新たな発見でした。
 
 ホテルに荷物を置いて、最小限の荷物だけ持って陸上競技場へ。ゴール近くのホテルを選んだせいで、受付会場(兼スタート地点)までは2km前後ある。万全の体調なら、そのままジョグで行けばいい調整になったんでしょうけど、まだ脚も完治していないので徒歩でてくてくと。徒歩だとちょっと遠かった。明日は電車かタクシーで行こう(^^)。
 
 陸上競技場で受付を済ませた後は、仲間達と合流して、トラックでストレッチと軽くラン。公式練習として、トラックが開放されているのが嬉しい♪ でも、普段参加している大会に比べて、周りの平均スピードが明らかに早い。どう見ても流しているくせに、あっという間に視界から消えるランナーも1人や2人じゃありませぬ。国際大会だなぁとしみじみ。
トラック練習※写真は前日ではなく当日のレース前のものですが。
 
 その後はコース下見のバスツアー。去年参加した仲間によると、去年は空いていたとのことでしたが、今年は大人気。1台では足りず、2台目を引っ張り出してきて、その2台目も満席という状態でした。
 それはともかく、コースを実際にバスで回るというのは、実にありがたいサービス。コース図にある高低図だけではいまいちイメージしにくかったけれど、実際の見て回ったことで、具体的な新たな発見が色々ありました。「コース図では後半の難所ばかり目につくけど、序盤の陸橋越えはかなりの傾斜でなかなか侮れないぞ」とか「後半は高低図ほどの傾斜はなさそう。でも延々と続いているから、余力が残っていないとじわじわと体力を消耗しそうだな」とか「並木道が綺麗でここを駆け抜けるのは気持ちがよさそうだな」とか。参加人数の少ない国際大会ならではの痒いところに手の届くサービスですね。
  
 そして夜は仙台在住の高校時代の友人と13年ぶりの再会。仙台と言えば牛タン。13年間におよぶ仙台生活の中で一番のお勧めだという牛タン屋(伊達の牛タン.連れて行ってもらったのは広瀬通り店かな?)で、前夜祭。牛タンって堅いイメージがありますが、ほんまもんは凄い柔らかいものなんですね。しっかりとスタミナをつけて明日に備えます。
 
 ところで、今仙台では井上雄彦展をやっているようで、こんなオブジェもついでに案内してもらいました。
 井上雄彦展
 

レース展開

仙台国際ハーフ

 前日の下見で、後半に余力を残しておかないと泣きをみるというのは分かっていたので、抑えめに入る。……入ったつもりなんですけど、今のコンディションからするとこれでも速すぎた模様。10km過ぎで早くも限界。故障箇所の右太腿の違和感も増してくる。更にそこを無意識にかばいながら走っていたせいか、両足のふくらはぎが故障箇所よりも先に限界を迎え硬直。呼吸はまったく乱れていないのに、脚が全く動かない。

 プラスして、スタートの時点で既に19度という暑さ。給水は4カ所あったが、今日のコンディションでは全然足りない(そういえば、普段の大会に比べてランナーのマナーは悪かったなぁ。。。ゴミ箱が足りていない、というのはあるかもしれないけど、コップやスポンジがコース上に散乱しすぎ。足の踏み場もないくらいで、危険きわまりない。ゴミ箱がないなら、せめて脇に投げようぜ。。。)

 そして、じわりじわり効いてくるアップダウンがそれに拍車をかける。はっきり言って、傾斜そのものは世田谷の方が辛い。生田緑地で鍛えたおかげで、(余力のあったうちは)登りでも割とすんなりと駆け上がれた。が、いかんせん、アップダウンの数、長さが半端ない。どんどん体力を削られていく。

 あっという間にラップが落ち、ついには5分台を超える。1km5分のペースは、男子より先にスタートした女子が制限時間内にゴールするためのギリギリのペース。つまり、このペースが続いて貯金を食いつぶすと、制限時間内のゴールが危うくなってくるのだ。
 
 このラップタイム。フルのときですら、連戦となった世田谷ハーフのときですら、ここまで落ち込んだことはないというのに。そんなタイムを終盤は立て続けに刻み続ける。

 この大会、中盤以降は先にスタートした女子選手の後方ランナーを抜きながら走っていく形になるので、基本的にリズムに乗りやすい展開になるはずなのだが、結局一度抜いた女子ランナーにも後半はまた抜き返されまくるという形になってしまいました……。

 

 
 何度歩こうかと思ったか。何度「今日はリタイアでいいや」と思ったか。何しろ、脚の故障という立派な(?)大義名分がある。けど、、、。
 
 けれど、ここで止めたら絶対に負け癖がついてしまう。次も何だかんだ言い訳を作って、簡単にリタイアするようになる。もうタイムは戻そうとしなくていい。最悪、関門に引っかかってもいい。ただ、最後まで足を止めるな。この悔しさを次晴らすためにも、辛くても、みっともなくても、最後まで自分の足で見届けるんだ。

 負けそうになる自分に、活を入れて何とか奮い立たせる。後3km、後2km、後1km、最後の直線後600m、あのコーナーを曲がればゴール。1kmってこんなに長かったっけ?と苦しみながらも何とかゴール。
 
 手元の時計で、1時間38分30秒。後1分半で制限時間オーバーという、きわどいところでした。ベストから10分近く遅い、見事なワースト記録と相成りました(^^;)。

レース後&フェアウェルパーティ

 ゴール後、ホテルへ一旦帰宅。シャワーを浴びてさっぱりしたところでフェアウェルパーティの会場へ(これをするためにゴール近くのホテルを選択。チェックアウトも本当は12時なのですが、1時まで延長してもらえました。余計な荷物を部屋に置いていけるので、本当に便利です♪)。

 そしてフェアウェルパーティ。これも下見バスツアー同様、去年は空いていたという話でしたが、今年はパーティ会場は大賑わい。知り合いを捜すのも一苦労です。

 飲み物(特にビール)は一瞬でなくなってしまいましたが(多分、わざとでしょうね。いわゆる宴会モードにはさせたくないんだと)、一方でこの人数にも関わらず食べ物は十分すぎるほど用意されておりました。仲間達と歓談しながら、空腹を満たし、小一時間。ちょっと短いようですが、だらだらせず適度な時間だった気がします。

 このお金も参加料に入っていると考えると、エントリー料5000円というのは超格安ですね。

最後に

 故障を抱えて調整不足、暑さにタフなコースと、レース的には厳しい結果に終わりましたが、それでも実に楽しめた2日間でした。

 下見バスツアーに、トラックでの公式練習、フェアウェルパーティに、普段のレースとは違った国際大会という高いモチベーション、タフなコースとはいえ仙台の街を堪能できる素敵なコース設定。細かい部分では色々と難はあるものの、やはり素晴らしい大会だと思います。

 来年こそは万全のコンディションで再挑戦したいと思います。

 

 それにしても、八王子駅伝といい仙台ハーフといい、来年返さなきゃいけない宿題がたまってきちゃったなぁ。。。

余談(びっくり話)その1

 ゴールで大学時代の先輩と再会。最後に会ったのはもう8年前とかか? 昔、ひょんなことでその先輩も走っていることを知り(あの有名な小出道場の門下生になっていた)、その後「どっかのレースで会えるかもね?」とか「いつか一緒に練習したいですね」とか(メールで)話していたのですが、なかなか機会のないまま時が流れ。。。まさか東京から遠く離れた仙台の地でその機会が訪れるとは思いませんでした! ただ、できれば、もう少しまともなレースができたときに会いたかったな(^^;)。

余談(びっくり話)その2

 前述の通り下見バスツアーは大盛況。そのせいで、我々も仲間と別れて空いている席に着席。で、たまたま隣の席に座った子とコースの感想を喋りながら下見ツアーを終えたのですが、、、。

 レース後のフェアエルパーティにて再度お会いしたので、簡単にご挨拶。って、思い切り大学陸上部のジャージを着ていらっしゃいました(^^)。いや、確かに市民ランナーにしては若いんで珍しいなぁとは思っていたのですが。。。

 更に後ほどパンフレットを見返してみたら、その大学からは大学招待選手しかエントリーしていないことが判明して更にビックリ!

 ええと、、、下見バスの中で、普通に市民ランナー感覚で喋っていた自分がとっても恥ずかしくなりました(^^;)。何かレベルの低い感想とか、的外れなことを口走っていたら、大変失礼しました。 先入観って怖いですね(^^)。

 、、、てことはそのうち、大学駅伝とかのテレビで見かけることもありそうですね。これも何かの縁ですので、その際には是非応援したいと思います。


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