ランナーとしては珍しいほうだと自分でも思うのだけど、普段の練習では時計をしないで走ることが多い。
もちろん、レースに出るときや、ポイントとなる練習、ペースを意識した練習をする時には、ちゃんとラップタイムを計りながら走っているから、いつもいつもそうだというわけじゃないんだけれど、比率で考えるとやはり時計をしないときの方が多いと思う。
ランナーにとって時計が必需品なのは理解しているけれども、特に走り始めたばかりの初心者の人たちにとっては、そっちのほうがいいんじゃないかな、と思っている。
走っていてタイムが上がっていくのは、成長を客観的に実感できて嬉しい。それがモチベーションにもつながるのはよく分かる。
だけどそれは、1ヶ月とか半年とか1年とか、もっと長いスパンで見ればいいことで、何も毎回確認する必要はない。大体、走っててちょっと苦しく感じているときに、時計をみてペースが予想よりも遅かったと分かったところで、そこでペースを上げられる訳でもないんだし。
数字は一方でシビアで残酷なものだ。
日によって、気温も湿度も風の有無も体調も、時にはコースそのものだって違うのに、数字として示されてしまうと、どうしたってタイムが上がった下がったと一喜一憂してしまう。昨日より今日、今日より明日。タイムが上がっていなければ、それをストレスに感じてしまうし、あるいは焦ってペースを上げて走って疲労をためてしまう。
そうやって頑張っていいタイムが出たとしても、次はそのタイムが基準になってしまう。そんなことを毎回の練習ごとに繰り返していたら、すぐに走ることが嫌になってしまうんじゃないかな。せっかく走り始めたのというのに、それじゃもったいなさ過ぎる!
楽に走れるペース。意識的にもっとゆっくりとしたペース。風を感じながら走れるペース。ちょっと頑張ってみたペース。初めのうちはタイムなんか気にせず、気の向くまま、自分の身体が感じるまま、気軽に走ればいい。そして気にしないんだから、最初からタイムなんか計らなければいい。
気にしなくても、走ることを続けていればタイムは自然に上がっていくものだ。
そんな思いをブログタイトルにも込めてみました。やっぱ走るってのは楽しくないとね♪
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