公式サイトに、昨日の湘南国際マラソンの統計データ(?)が発表されていました。
それによると、ハーフマラソンの部は何と、エントリー数500人、出走者数272人、完走者数76人(!)、完走率19%(!)という有様だったようです。
発表されている数字と完走率の計算が全く一致していないのはともかくとして(^^)、ちょっと凄い数字です。
(追記にも書きましたが、完走率はその後修正されていました)
昨日の記事で、実際に制限時間を切れたランナーは半分もいないんじゃないかということを書きましたが、実態はなんとなんと半分どころじゃなかったという結末でした。
実際に走ったのが半分ちょっとしかいないというのもちょっとビックリですが、エントリーがいかんせん5月でしたし、私のお仲間でもDNS率40%ですので、これについては何も言いますまい(^^;)。
そして、完走者のカウントの仕方が、途中関門を通過できた人数なのか、実際に90分を切れたランナーの人数なのかも分かりませんが、「参加資格ハーフを90分で走れること」というレースで、10.1kmを46分切れないランナーが200人近くもいたというのはちょっと酷すぎるので、これは90分を切れた人数なんだと信じたいところです(と書いたものの、冷静に計算するとハーフ95分〜96分ペースか。そこまで酷くはなかったですね。あってもおかしくないのか)
ちなみに一緒に入賞者の一覧も発表されていたのですが、こちらはもっと悲惨な現実がありました。女子の部の入賞者で、制限時間の1時間半を切れていたのは3位まで。6位にいたっては1時間45分前後かかかっていました(余談ですが、昨日のレースで相当苦しかった後半の3〜4km。前方にやたら格好いいフォームの女性ランナーがいたので、彼女に追いつこうと背中を追っかけさせていただいたおかげで最後のペースが維持できたりしたのですが、どうやら彼女で2位入賞だったみたいです)。
というか、女子でゴールまで走りきったのって、もしかしてこの6人しかいないのでは??
確かにねぇ。エントリー表見た時点で「ハーフ90分切れるような女子が100人もいるのか?」とビックリしましたもの。しかも所属を見ても、どこぞの陸上部という感じでもなかったですし。まぁ、現実はそんなものですよね。
それにしても、恐らく制限時間のことなんぞ知らずにエントリーした人々が多かったのだと思いますが、エントリー時に予想タイムやその時点のベストタイムの記入欄って必須じゃなかったっけか?
ベストタイムはともかく、予想タイムの時点で90分を上回るようなタイムを書いていた人々は明らかに参加要項を読んでいないと分かるだろうから、そういう場合は、事務局が何とかすべきでだったんでしょうね。切れると思って切れなかった、あるいはどうしても参加したいから予想タイムで下駄を履かせたという人達は何の問題もなかったともいますが、明らかに勘違いしているだろうって人達にはその方がお互いのためだったと思います。
とまぁ、いくら今回は実験君だったとはいえ、あまりにも突っ込みどころが満載な結果にはちと苦笑いです。ある意味、とっても貴重な大会に参加できたのかも(^^)。
来年はどうなるのかが、これまたある意味楽しみです♪
【追記】
女子の入賞者は、昼間に見たときには確かに6位まで書かれていたのですが、今見直したら4位以降は削除されていました。とすると完走者数も、一応90分を切れた人達ってことかな? 4位以降の人達は最後まで走ったから記録が残っていたんだろうし、それでも完走者として認められなかったってことでしょうから……。
【更に追記1/25】
ハーフに限らず明らかにおかしかった完走率の数字が訂正されていました(^^;)。ついでに、男女比などの細かいデータがアップされています。結果19%ではなく、27.9%とのこと(一体どんな計算してたんだ!)。それでも272人出走、完走76人(うち女子は3名)という事実に間違いはないようです。女子の完走率はなんと7%!男子が31.9%のようです。 全体の完走率は19%ではなくなってしまったけど、今更なのでタイトルはこのままで(^^)。それにしても、こんな何度もプレスを出し直すなんて、事務局さん慌てすぎ(^^)。
<関連する投稿>
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ひゃ~。500人ワクで、272人出走、76人完走、内女子3人ですか~。超狭き門でしたね。その点、我々お仲間達がばっちり90分完走を決めてくるあたり、さすがのレベルですね。来年どうなっちゃうのか楽しみです。
2011 年 1 月 25 日 11:41 posted by みぎ姉
>みぎ姉 さん
パーセンテージは訂正されいていましたが、それでも狭き門であることには変わりなかったですね。一緒に走ったお仲間にも本当に刺激を受けました。ホントに仲間に恵まれたなぁと思います。
今回は事務局側の目論見が完全に外れてしまっただけに、来年どうなるのかは全然読めないですよねぇ。これじゃぁやっぱり人が集まらないと考えて制限時間を大幅緩和してしまうのか、今回の件で参加者も分かってくれただろうとあくまでエリート路線で行くのか。何となく、来年はさくっとなくなってしまうような気がしないでもないです。そうすると実に貴重な体験だったかも(^^)。
2011 年 1 月 26 日 21:22 posted by 真琴
>10.1kmを46分切れないランナーが200人近くもいたというのはちょっと酷すぎるので、、、
>ちなみに一緒に入賞者の一覧も発表されていたのですが、こちらはもっと悲惨な現実がありました。
酷いってなんでしょう?
早ければいいという考えはおかしいです。
大半のランナーが速さではなく、楽しく自分のペースで完走することを目標にしています。
プロの競技会でもあるまいし、この大会は一般市民が楽しむ大会であるということを忘れないでください。
2011 年 11 月 4 日 13:47 posted by 運営事務局
> 運営事務局 様
下記長文になりますが、返信させていただきます。
> 酷いってなんでしょう?
私の文章がつたないせいで誤解を招いていたのであれば申し訳ありませんでしたが、決して10.1kmで46分切れないランナーのことを馬鹿にしているわけではありません。
そういうランナーはたくさんいるでしょうし、別にその人たちのことを「酷い」と言っているわけでもありません。
私が言っているのは、あくまでもハーフの部限定の話であり、もっと言えば、そういう”ランナー”のことを「酷い」と言っているのではなく、そういうランナーが大量に発生してしまうような”事態”であったのだとすればそれは「酷い」と書いたつもりです。
> 早ければいいという考えはおかしいです。
はい、まったくもってそのとおりだと思います。
私も別に速ければいい、ましてや速いランナーがゆっくり走っているランナーより偉いなどというつもりは毛頭ありません。
タイムも関係なく楽しんで走る大いに結構、というか、むしろそういう走りのほうこそ本来の楽しみ方だと思っています。
(楽しみ方は人それぞれで、楽しみ方の1形態としてタイムを目指すというのは確実にあるとは思っていますが、それが絶対の価値観だとはまったく考えていません)
> この大会は一般市民が楽しむ大会であるということを忘れないでください
これもそのとおりだと思います。
その点についてもまったく異論はございません。
ただしそれは湘南国際マラソンという大会全体の話になります。
気を悪くされるかもしれませんが、私の意見が「ハーフの部」限定の上での意見だと正しく認識した上でのコメントだとするのであれば、申し訳ありませんが話は変わってきます。
そもそも募集要項には参加資格という項目があり、この大会のハーフの部の場合には「ハーフマラソンを90分以内で走りきれること」という趣旨の文言が入っています。
更に、この記事を書いた大会のときではありませんが、その流れを引き継いだ第6回大会では「エリートの部」という文言が追加されました。
これは、証明書は不要であるとはいえ、本来的には「そのレベルに達していない人は参加をお控えください」というメッセージに他ならないと思います。
これは私の勝手な思いというよりも、他でもない大会事務局がそういうレースにしたがっているというのは、この募集要綱から分かるはずです。
従って、この大会のハーフの部に限って言うのであれば、残念ながら「一般市民が楽しむ」レースではなく、プロとまでは言わなくとも、少なくとも速く走ることに価値を見出す(あるいはそのレベルの人が楽しむ)ためのレースを目指していたはずです。
どちらが優れたレースだとか、どちらの参加者のほうが偉いとか、そういうランク付けをしたいのではありません。単にそういう役割の違いがあり、大会側もその役割にそったランナーを求めていたというだけの話です(その周知が徹底されていないことに問題はあったかもしれませんが)。
そして、役割の違いがあった以上、その目的にそぐわない事態になっている現状というのは、やはり何かしらの問題があるんじゃないかというのが私の意見であり、この記事の趣旨になります。
長文の返信失礼いたしました。
2011 年 11 月 4 日 21:42 posted by 真琴