レースレポート@浦安シティハーフ
レース/大会昨年は雪で中止になったという浦安ハーフ(正式名称:東京ベイ浦安シティマラソン)を走ってきました。
目標は90分切り。世田谷ハーフのときが、推定タイム1時間31分30秒くらいなので、坂の多い世田谷と違ってアップダウンのほとんどない埋め立て地であることを考えれば手を伸ばせば届くところにはきている気がする。
スタート前
昨日まで雨が降っていて、天気を心配していたが、見事に快晴。しかし風がめちゃくちゃ強い。世界一有名なネズミのダンスと、ゲストランナーの市橋有里さんをおがみに開会式をのぞきに行ったが、寒さが身にしみるしみる。開会式終了後、直ちに体育館へトンボ戻り。体育館は混雑しまくりで、落ち着く陣地を確保するのが一苦労だ。ビニールシートを持って行った方がよかったかも。
15分くらい前にスタートラインに。これがまた体育館から遠いんだ。ウィンドブレーカーは既に荷物預かり所に預けてしまっているので、これまた身体が冷えてしまいそう。近づいてみると、既に大混雑。一応目標タイムごとにプラカードが立っているのだが、みんな大嘘つきだ。1時間15分以内のランナーがそんないっぱいいるわけ無いだろうが! ここは正直に1時間15分〜30分の列の一番後ろに並ぶ。ここで一緒に参加した友人らと別れ、それぞれの目標タイムの列へ。
序盤(start〜5km)
そして、いよいよカウントダウンとともにスタート。参加人数は約3000人。世田谷ハーフの約3倍か。3倍と一言で言うけれども、人数にしてみると約2000人の差。混雑っぷりは世田谷の比ではない。世田谷ハーフの時は、2kmも過ぎれば自分のポジションを確保して走れる感じだったが、今日は序盤のしばらくは集団にもまれていた。
スタートが後方だったせいか(というか、嘘つきランナーが多かったせいというか)、とにかく序盤から前のランナーをひたすら抜いていく感じ。隙あらば前に出て行く走りで、1km4分10秒台のペースを刻んでいく。
もうすぐ5km地点というところで、高洲橋が見えてくる。今日はアップダウンがほとんど無いと油断していたが、結構急な登りだ。一瞬しまったと思ったが、意外にあっさりと登り切ってしまう。そんなに長くなかったせいか、まだまだ序盤ということもあるのか、世田谷の坂とは比べものにならない。
前方のランナーをとらえつつも、必要以上にペースがあげているわけでもなく、呼吸も脚もまだまだ全然平気。タイム的にも今日は調子が良さそうだ。
中盤(5km〜12kmくらい)
5kmを過ぎてからも快調なペースで走る。このあたりまできても、集団の中に落ち着くことがない。集団に追いついては追い抜くを繰り返す。考えてみれば、今日は最初から最後までひたすら抜いていったという感じであった。逆に抜かれたのは10人もいなかったんじゃないかな。やはり前方にタイム詐称ランナーが多かったということか?
このあたりから強風に煽られることが多くなってきて、1km単位ではペースが結構上下する。ちょっとこの風の強さはしゃれにならないぞ。集団に追いついたところで風よけになってもらおうかとも一瞬考えるが、ペースチェンジしてリズムを崩すよりはこのまま突っ込んでしまう。風による体力消耗よりも、一度リズムを崩して次にペースを上げるが難しくなるリスクを回避する。
10kmを過ぎても調子は落ちない。いい感じでラップタイムを刻めている。このままいけば、いいタイムが出そうだ。
入船橋の折り返し、反対側道路で友人らの姿を探すが見つけられず。残念。
中盤その2(12km〜17kmくらい)
スタート地点の運動公園に戻ってきて、ディズニーリゾートの南岸へ。海岸沿い、ヤシの木の向こう側に、雪化粧をした富士山が雄大にそびえ立っているのが見える。カメラを持っていたならば、迷わずシャッターチャンスの見事な光景。その光景に勇気づけられて、終盤に向けてペースも上がる。
・・・・・・上がったのもつかの間。ここから先は激しい向かい風。まともに前を向いて走ることすら叶わない。15km地点。世田谷ハーフなら目黒通りの登り坂が控えている地点。今日は終盤の坂もないし、最後までそんなペースも落とせずにいけるだろうと、甘い考えを持っていたりもしたが、この風は坂よりも辛いかも。。。プラス、ここまで快調なペースで飛ばしてきたツケもまわってきた。呼吸はまだまだ平気なものの、完全に脚にきている。順調に走れているときはあまり気にならなかったが、この向かい風でペースが落ちた途端に、身体が疲労を思い出してしまったという感じだ。
まずい! この感覚は、終盤大幅にペースダウンした一昨年のハーフマラソンデビュー戦のときを彷彿させる。脚が全く動かずに、ただただ惰性で前に出ているだけになってしまった苦い記憶が蘇る。時計を見る。1時間半まで後26分。残り約6km。てことは1kmどれくらいのペースで行けばいいのかというと、、、駄目だ計算できない。これは失敗したか? 考えてみれば4分を切っていた1kmもあったくらいだ。半分を過ぎてからペースを上げすぎたか? オーバーペースだったかもしれない。
何にせよ、これ以上のペースアップは望めそうにない。せめて大幅なペースダウンだけはしないで、どこまで持つか、か。最後まで持ってくれよ、俺の脚。
終盤(17km〜ゴール)
集中力が切れかかっているのか、折り返し点が迫っていたことに直前まで気づかなかった。慌てて身体の向きを変えてコーナーを曲がる。後4kmくらいか。脚は相変わらず棒のようだが、ここからは追い風になって幾分楽に走れる。
次の1kmタイムを見ると4分1桁台にまでタイムが戻っている。さっきとは逆に追い風様々。これならいけるかもしれない。
コーンの反対側に折り返し前のランナーが走っている。その中に一緒に参加した友人の姿を発見。軽く手を挙げて挨拶。しばらく走るともう一人の友人も発見。内心はともかく二人とも笑顔での挨拶で、何だか再び元気づけられる。さーて、あと一息。
時計を見ると、追い風のおかげで大分タイムを稼げたようで、このまま大失速さえしなければ、90分切りは確実に達成できそうなペース。いける。
ラスト1kmを切って、最後は再び向かい風。最後の力を振り絞る。脚はもうパンパンだけれど、腕振りだけでもしっかりとやってラストスパート。
公園内に入りフィニッシャーゲートまで走り抜けて、時計を見る。1時間28分49秒。はは、やった。90分切り、見事達成。
完走証と参加賞をもらって、友人らのゴールを整理体操しながら待つ。その際、足の裏を3回ほど攣るは、股関節はきしんでいるわ、で結構満身創痍。ちょいと実力以上に頑張っちゃった観があるかな。でも満足感はたっぷり。最後が追い風だったおかげも多分にあるけれど、脚に限界を感じてからもペースは維持できていて、ラップタイムだけを見ればかなり安定した走りになっていた。風向きが逆で、ラストが向かい風でなくて本当に良かったとしみじみ。。。
さて、この後は駅伝を2回ほど挟んだ後、今年のもう一つの目標、フルマラソン初挑戦が控えている。ペースが違うとはいえ、フルマラソンでは今日みたいに15km程度で脚にきているようじゃお話にならない。また新たな目標に向けて頑張りますか♪
追伸:海岸沿いのレースということで毎年こんな強風なのかと思いきや、パンフに載っていた過去の風速を見ると今年は特別強かったらしい。帰りの電車で、強風のため武蔵野線が折り返し運転をしていたくらいだし。。。
start | 26"00 | ||
1km | 4'49"92 | 5'15"92 | |
2km | 4'15"72 | ||
3km | 4'12"06 | ||
4km | 4'12"53 | ||
5km | 4'06"88 | 22'03"11 | 22'03"11 |
6km | 4'03"80 | ||
7km | 4'10"29 | ||
8km | 4'15"54 | ||
9km | 4'10"31 | ||
10km | 4'20"00 | 20'59"94 | 43'03"05 |
11km | 4'04"19 | ||
12km | 4'10"11 | ||
13km | 4'06"64 | ||
14km | 3'58"65 | ||
15km | 4'12"36 | 20'31"95 | 63'35"00 |
16km | 4'20"58 | ||
17km | 4'17"44 | ||
18km | 4'03"89 | ||
19km | 4'01"15 | ||
20km | 4'04"85 | 20'47"91 | 84'22"91 |
Goal | 4'26"13 | 88'49"04 |
公式タイム:1時間28分50秒
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[...] 同時に、あの強風の浦安ハーフのときのことを突然思い出す。 後7km? 浦安ハーフでいえばちょうど14,15kmのあたり。あのときはもっと辛かっただろう? あのときも脚は完全に硬 [...]
2009 年 4 月 20 日 00:02 posted by レースレポート@長野マラソン | 時計を忘れて走りに行こう