初めての関門ストップ@高島平ロードレース
レース/大会お久しぶりのブログ更新。
JogNoteの方にはラン記録や近況報告(生存報告?)も挙げていましたが、色んな要因(故障やら仕事やら気分的なことやら、なんやかんや)で、ここ半年ほどほとんど走れていません。
ここ最近はそれでもボチボチとラン生活を再開しつつあるとはいえ、おかげさまで体重が順調に右肩上がりの4〜5kg増。それも平時に比べてなので、本命レース前のしぼれていた時と比べると更に1〜2kgは増えている計算。
そんな状況で挑んだガチレースの高島平ロードレースの20km。
結果は言わずもがなで、人生初の関門ストップを経験してきました(^^;)
高島平の制限時間は、20km90分。
これだけなら、4'30/kmで走れればいい計算だけれども、第1関門17.5km地点78分(4'27/km)、第2関門19km地点84分(4'25/km)ということで、実質的には1キロ4分25秒で走りきらないとならない。
ということで、「前半は絶対に飛ばさず、キロ4分20秒を目標に!」とスタート。
結果、、、最初の1kmこそ目標ぴったりのタイムで入ったものの、その後は「飛ばさずに」も何も、普通に走ってそのペースを維持出来ず。
大体キロ4分半の前後をいったりきたり。
関門に引っかかるのは確実、ピーカン照りで暑いし気持ち悪いし、2周目の後半くらいからは早くも「どこでリタイアしようか」というようなことばかり考えて走っていました。
3周目には腕振りのせいか肩が異常に痛くなったりもして、更に失速。
先頭集団には2周が終わったところで早々に周回遅れにされ、高速ランナーに引っ張られてほんの一瞬ペースを回復したいりはするも、すぐに打ち止め。
ずっと10〜20mくらい前を走っていたお仲間の姿も見えなくなり、頭の中は更に「リタイア」の文字がちらつくようになる。
「関門ポイント(12.5km)で1周早く抜けてしまうか」「せめて3周は走りきってスタート地点に戻ったところ(15km)で止めようか」。そんなことを考えながらふらふらと。
そんな後ろ向き思考まっしぐらでしたが、幸か不幸か周りに途中リタイアしたランナーを見かけることもなく(見かけていたら間違いなく便乗していた自信あり!)、止め時を見つけられずに3周目の残り1kmくらいまできたところで、何となく方針変更。
「関門に間に合わないのは確実。逆に考えれば、残りはわずか3kmちょいなんだ」と。
17.5km地点の関門をゴールとして捉えて、ラストスパートのつもりで気合いを入れ直す。
周りにいたのは周回差をつけられたランナー達ばかりだったので、4周目に入ると、あっという間に一人旅。前とも後ろとも随分と差が開いてしまった。
「関門に間に合わないのは確実なのに、ゴール出来ないのが分かりきっているのに、これ以上なく格好悪い走りをさらしてしまっているのに、どうして自分はまだ走っているんだろうな」と自問自答しながらの4周目。
そんなの、ただの「意地」に決まっているか。
シンプルだけど、それ以外の答えなんかない(シチュエーションはちと違いますが、「そんなモン、プライド以外に何が要るんだ!」というとある漫画の台詞が頭の中にオーバーラップしました)。
みっともない醜態をさらしてしまっているけれど、ここで止めたらきっともっと格好悪い。後で絶対に後悔する。
だから、ちょうどいい止め時が見つからなかったことに感謝を。
最後の最後で踏みとどまれた自分に感謝を。
これ以上なくみっともない走りを見せたにも関わらず、最後まで応援してくれた仲間に感謝を。
そんなことを考えながら、係員が待ち構えている関門ポイントに「ゴール」しました。
手元の時計で、1時間20分28秒。距離、Garmin計測で、17.62km(うちスタートロス65m)。公式記録、記録なし。
【 ラップ(Garmin計測) 】
スタートロス(65m): 26"63
4'19"97 - 4'28"69 - 4'23"22 - 4'32"58 - 4'26"77
4'30"42 - 4'35"03 - 4'29"79 - 4'35"38 - 4'32"60
4'36"23 - 4'44"52 - 4'43"50 - 4'51"96 - 4'42"21
4'35"70 - 4'32"49 - 2'20"33(553m)
ということで、この上なく苦い経験になってしまいましたが、それもまた経験。ここからまた再出発です♪
今日の結果を受けて、湘南ハーフは回避の予定。20km90分がこのざまだったのに、ハーフ90分なんて論外。3連休は、このなまりきった身体を絞り込むことに専念しよう。
ということで次のレースは、11/9の世田谷ハーフ。
2月の別大までにはもう少しはマシな走りが出来るように復調させていかないと、です。
それにしても、ほんの1年前はサブスリー達成の快挙を達成した頃だというのに、人間の身体ってたった1年でここまで衰えるものなのだなぁ、と我ながら感心してしまいます。。。
余談:さすが高島平!と思ったこと①
スタートして500mくらいしてふと後ろを振り向くと「あれ?誰もいない??」。正真正銘の最後方。最後方車両しかいない。
邪魔にならないように後方からスタートしたとはいえ、最初の1kmはキロ4分20秒。決してべらぼうに遅いタイムではないはずなのに、、、。
その後2kmくらいまで、一緒に最後方にいた何人かのランナーがついていけなくなるまで、最後方ランを堪能しました。
いやはや、これまた人生初の経験です。
余談:さすが高島平!と思ったこと②
序盤の周りのスタートダッシュを見たときには、後半落ちてくるランナーもいるんだろうなぁと思っていたけれども、後半になっても全くと言っていいほど前のランナーは抜けなかった。
もちろん、自分自身が後半がっつり失速していたからというのもあるのだけれども、それでも普通のレースであればこれ以上の大失速をするランナーなんていくらでもいる。このあたりのペースで走るランナーでも、だ。
そんなあたりも、一味違う硬派なレースなのだなぁと。
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